前回こちらを訪れた際、周りのお客さん達の中で割と頼まれていた「あおさラーメン」が気になったので再びやってきた。「あおさラーメン」以外には「玉子ラーメン」の注文も多かった気がする。
「HAPPY HALLOWEEN」の飾り。この日がハロウィンの時期だということも忘れていたが、こういう季節を感じられる装飾っていいなと思った。家族連れのお客さんも多々見られたので、子供たちは特に嬉しいと思う。
店内へ。お一人様はカウンター席へ案内されるので、そのままカウンター席へ着席した。メニューで「あおさラーメン」を確認し、店員さんに声をかけて注文。
あおさラーメンは税込940円。ラーメンで940円というのは決して安い価格ではないので、勝手に期待値が高まる。あおさラーメンのキャッチコピーは「九州有明の海の風味が楽しめます」とのこと。
ちなみに「あおさ」というのは「青のり」のことだろうと思っていたが、調べたところによると「あおさ」と「青のり」は別物らしい。
「あおさ」と「青のり」はどちらも「藻類緑藻アオサ目」に分類されるが、そこから先が異なるとのこと。「アオサ科アオサ属」に属するのが「あおさ」で、「ヒトエグサ科ヒトエグサ属」または「アオサ科アオノリ属」に属するのが「青のり」となるらしい。よくわからない。
あおさラーメンがやってきた。焼きのりが5枚になっていて、大量の「あおさ」が追加されている。他は前回の長浜ラーメンと同じで、キクラゲや青ねぎ、チャーシューがトッピングされていた。
丼の左半分が「あおさ」で覆われていて、その上に青ねぎがたくさん乗っかっている。メニューには「大盛りの青ねぎ」がキャッチコピーの「青ねぎラーメン」というものもあるが、そちらはどれだけの青ねぎが乗っかっているのだろうか。いずれ試してみよう。
青のりで覆われていない丼の右側は、とても綺麗な豚骨スープの色。嫌味のない豚骨の風味が漂ってくる。
早速いただきます。
トロトロで風味抜群のあおさ。これだけでも十分美味しい。
麺に絡めて食べるとかなり美味しい。このお店のラーメンは濃厚な部類に入ると思うが、あおさが加わることでさらに濃厚な口当たりになる。
紅しょうがを加える。
麺と一緒に「あおさ」と「紅しょうが」を食べるとこれまた美味しい。「藻類」「紅しょうが」「炭水化物」の組み合わせという意味では「たこ焼き」級の鉄板な味なのかもしれない。
紅しょうがを追加して、さらに辛子高菜も加える。「辛み」「濃厚さ」「スッキリ感」が相まって個人的にはこれ以上ない美味しさ。あおさでスープにとろみが生まれているが、辛子高菜がスープに溶けることでもとろみが加わるので、いい意味で何とも言えないスープに仕上がってきている。
お決まりの「替玉」を注文した。
紅しょうがや辛子高菜を追加したりして、スープ表面に浮かんだあおさをレンゲで掬ったりしていたらこんな感じになりました。替玉は二回注文しようと思っていたけど、あおさの濃厚さにやられたのか満腹感があったので一回だけにしておいた。
今回、私の統計では人気(?)の「あおさラーメン」を食べてみたが、思っていたよりも満足度が高かった。もともと海苔などの類が好きだというのもあると思うが、通常の「長浜ラーメン」よりもより濃厚な一杯を味わうことができた。「九州有明の海の風味」を味わいたくなったら、また食べに訪れようと思いました。
ごちそうさまでした。